Thinking Women

Written by Shashank Lele in 1994-5 Translated by Yoshida Mitsuko

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Location: 京都市, 京都府, Japan

July 04, 2007

第11章(2)

ジャスティンとリサが男たちについて話している間、シャンティニケタンでちょっとだけ会った男のことを思い出した。ルパ、つまり私の愛しいベンガル人の中国語の先生の父親だった。この男は、ずいぶん前ドイツで仏教哲学の博士号をとった。後になって、シャンティニケタンの中国学部の学部長になった。この数年は、台湾のある仏教大学で教えている。

この男は中年になって土地の娘と結婚した。確かでないが、チットラディの性格を考えると、彼は彼女に誘惑されたという感じを受ける。ルパは、彼が40代もかなり過ぎてからチットラディとの間に生まれた子だ。

家庭生活は明らかにこの男には合わなかった。欲求不満にさいなまれた不満足な妻と、一人でいることを学んだ寡黙な子供を後に残し、すぐにまたさまよい出た。

チットラディやシャンティニケタンの他の人達から、この男について多くのことを聞くことになった。ルパは父親について話すのを避けた。彼女は個人的なことは何も話さない。しかし、彼女が父親のことを苛立たしく思いながらも彼に好意を持っていることははっきりしていた。

この男が短い休暇でシャンティニケタンに帰ってきていると知った時、私とリサは彼を尋ねてみた。

彼を見た瞬間好きになった。私自身の死んだ父親に少し似ていた。だけど違っていたのは、彼が神経質だったことだ。きちんとした挨拶を交わす前に、彼は仏教の「アッタ」とウパニシャドの「アートマン」について、そしてそれらの違いを最近書いた論文でいかに示したかについて話し出した。

だがしばらくして、彼はリラックスしてきた。会話が進んでゆくと、全く動かぬ信念をもって、霊的なものを追求する喜びは、この世のどんな楽しみよりも100倍も素晴らしいはずだと言った。

「先生、あなたは、そっちに向かって行っているのですか?」

あまりに個人的なことだと十分知りながら尋ねた。しかし、誰かが私の死んだ父親に似ていると感じると、私はその人に何でも尋ねられるのだ。

「私は気質的に学究肌の人間なのですよ。飛び込む勇気は持ったことはないが、しかしまもなく来るでしょう」

彼は穏やかに答えた。

この後、香港のある霊能者についての入り組んだ逸話を私達に話した。その話は私を混乱させた。かなり陳腐な話だったからだ。

とにかく、また会い、これらのことをじっくり話すと決めた。リサは彼を食事に招待した。

食事はついに実現しなかった。この男は次の日、ひどいマラリアに襲われ、シャンティニケタンを去るほとんど間際までベッドに寝たきりだったのである。

先日、意気消沈していた時、私はリサに言った。

「台湾に行って、あの男に会おう。あの男は知恵者だから」

「そんなお金、どこにあるのよ。頑張って日本で父親を見つけなさい」

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